AWS資格取得のきっかけと心情
私がAWS資格の取得を目指すきっかけとなったのは、監視業務に従事して2年が経った頃です。当時は大阪支店に所属しており、支店長から「AWSの外部研修を受けてみないか」とお声がけをいただきました。3日間のオンライン研修は、外部のIT研修会社のAWS講座でしたが、正直初めて触れる内容に不安も大きかったのを覚えています。研修中は、「本当に自分にAWSが理解できるのか?」という焦りとともに、今まで触れてきたオンプレミスとは全く異なるクラウドの概念に戸惑うこともありました。しかし、講義が進む中でAWSの魅力に引き込まれ、受講後には「もっと学びたい」という意欲が湧いてきたのです。この経験が私にとっての第一歩となり、資格取得への強いモチベーションが生まれました。
研修で得た学びと仲間との交流が支えに
この研修には、大阪支店のメンバー3名と一緒に参加しました。研修後、初めてAWSに触れる者同士で集まり、「ここは難しかった」「自分はこう理解した」という意見交換が、資格取得に向けたモチベーション維持の大きな支えになりました。特に、同じ目標を持つ仲間と共に励まし合うことで「自分も諦めずに頑張ろう」という思いが強まりましたね。AWSの理解が進むにつれ、「これなら現場でも応用できるかもしれない」と少しずつ自信を持てるようになり、次第に挑戦を楽しめるようになっていきました。
技術本部への異動と3か月間の実践型教育
AWSの研修を受けたことで技術力向上への意欲が高まり、「まずは資格を取得しよう」と決意しました。日々の業務をこなす中で、帰宅後、寝る前にベッドの中でアプリを立ち上げて資格の勉強をする毎日が続きました。疲れ果ててそのまま寝落ちしてしまうことも度々ありましたが、「絶対に取得する」という思いで取り組みましたね。勉強を始めてから約1か月後、ついにAWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトを取得することができました。
資格を取得したことで、新たな環境での挑戦が可能になり、次のステップへと進むことができました。念願だったクラウド部門、AWS推進部への異動が決まり、大阪にいながら東京の部署に所属する形となり、働き方もフルリモートへと切り替わりました。新しい環境に大きな期待を抱きながらも、不安もありましたね。AWS推進部での業務に入るにあたり、3か月間の実践型教育プログラムを受けることになりましたが、ここで直面したのは理論と現場のギャップでした。講義で学んだ知識をそのまま活かせるわけではなく、現場の要件に応じた応用力が求められました。
3か月の教育プログラムは非常に厳しく、複数のタスクが重なり壁にぶつかることもありましたが、先輩社員からの「最初はみんなそうだから」という励ましの言葉が大きな支えとなり、「ここで諦めたくない」という気持ちが奮い立たされましたね。反復練習やチームでのディスカッションを通じて実務に直結するスキルを少しずつ身につけることができ、クラウド設計や構築の基礎を理解し、次のステップに進む手応えを感じることができました。
資格取得をきっかけに環境が大きく変わり、AWSを基盤とするシステムの設計・構築案件に入ることになり、リモートでの柔軟な働き方も可能になりました。このことは技術力向上へのさらなる意欲をかき立てる大きな転機となりましたね。
後輩指導とチームへの貢献
現在はAWS推進部での業務を通じて、後輩へのサポートやチームビルディングにも携わっています。特に、現場での後輩指導では「自分も初めは苦労した」という経験を共有し、ただの技術的指導だけでなく、挫折しそうなときの乗り越え方や具体的な進め方のアドバイスを意識して行っています。また、AWS推進部自体が成長を続けているため、チーム全体のスキルアップや連携が求められており、円滑なコミュニケーションの架け橋となる役割も意識しています。
1日のスケジュール
仕事の目標はどんなことですか?
AWSの資格取得や実務経験を積んだ今、次なる目標はAzureなど他のクラウド技術の習得とさらなる技術力の向上です。将来的には、プロジェクトマネジメントのスキルも身につけ、チーム全体の方向性を見据えたリーダーとして成長したいと考えています。自分自身の経験が、他のメンバーにも良い影響を与えられるよう、今後もスキルと人間性を磨き続けるつもりです。