マネジメント職として、現在の仕事について教えてください
ソリューション本部の本部長として、事業計画の策定と実行、売上の予実管理、組織運営、人材育成、新しい施策やビジネスを進める各部門の支援などを担っています。
各部門から企画や相談が上がってきた際には、会社の方針に合っているか、採算面に無理がないか、社員に不利益が生じないかといった点を確認します。目の前の成果だけではなく、中長期的に会社全体にとってプラスになるかを考え、実現に向けて一緒に論点を整理しています。
一つの分野を深く極めてきたというより、インフラエンジニアとしての業務を含め、これまで幅広い仕事を経験してきました。そこで得た複数の視点が、現在の判断や各部門への支援に生きていると感じています。
入社後は主に東京で勤務していましたが、現在は生活の拠点を大阪に移し、事業や組織に関わる仕事を続けています。

大阪へIターンしたきっかけと、現在の働き方について教えてください
きっかけは、子どもが生まれたことでした。今後について家族で話し合い、大阪で子育てをしていくことに決めました。そこで、会社に大阪で働きたいと相談し、異動を認めてもらいました。
私自身、異動にあたって大きな不安はありませんでした。勤務地に依存せずに業務を進められる環境が整っており、必要なときには東京へ行けばよいと考えていたからです。
実際、現在もリモートワークを活用し、東京で対応が必要な業務やイベントには出張しています。生活の拠点が変わった後も、仕事の進め方はこれまでと大きく変わらず、業務を続けられています。
こうした働き方ができているのは、会社が社員の働き方を柔軟に考えてくれたことに加え、長く働く中で積み重ねてきた経験や信頼があったからだと思います。家族との生活を大切にしながらキャリアを続けられているのは、その両方があったからこそだと感じています。
働く場所や役割が変わっても、長く活躍し続けられるエンジニアとは、どのような人だと思いますか?
エンジニア、特に上位のレベルを目指す方に求められるものを一言で表すなら、「総合力」だと思います。
技術的な専門性はもちろん必要です。ただ、それだけではなく、お客様や組織が抱えている課題を理解し、どのように解決するかを考える力も欠かせません。自分が担当する作業だけで仕事を捉えず、その前後の工程や最終的な成果まで見渡したうえで、自分の役割を考えることも必要です。
また、AIや過去の資料から得た答えをそのまま使うのではなく、自分で調べ、考え、検証したうえで、「なぜその判断をしたのか」を自分の言葉で説明できることも大切です。
最初から完全な正解を出す必要はないと思っています。うまくいかなかった点があれば、その理由を振り返り、次の判断に生かしていくことが成長につながります。
どれだけ能力が高く、成果を出していても、それだけで信頼されるわけではありません。期限や約束を守ること、担当外の課題にも関心を持つこと、周囲と連携すること。そうした当たり前の行動を着実に積み重ねることが、仕事を任せてもらうための土台になると思います。
部下やメンバーを見る際にも、能力や成果だけではなく、日々の仕事にどのように向き合っているかを重視しています。技術力と仕事への誠実な姿勢、その両方を備えていることが、長く活躍するための「総合力」だと考えています。

20年以上働き続けてこられた理由を教えてください
長く働いてこられた理由はいくつかあります。
一つは、ITの知識も経験もなかった自分を受け入れ、さまざまなポジションに挑戦する機会を与えてもらったことです。その時々で任された仕事に向き合う中で、少しずつ経験の幅が広がり、現在の仕事にもつながっていると感じています。
また、長年一緒に働いてきた人たちの存在も大きいですね。長く働く中で築いてきた関係が、仕事のしやすさや居心地のよさにつながっています。
生活環境が変わった際にも、働き方について会社へ相談できたことで、仕事を続けることができました。挑戦する機会だけでなく、働く人や環境にも支えられてきたと感じています。
一方で、会社には、さらに良くしていける部分もあります。部門間の連携を深めることや、各拠点の良い取り組みを全社へ広げていくことも、その一つです。
これまで自分が多くの機会を与えてもらったからこそ、これからは、一緒に働きたいと思える人たちが、それぞれの力を発揮できる会社にしていきたいと思っています。そのために、自分も組織をつくる側として取り組んでいきたいですね。

