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  • エンジニアの仕事内容は?障がい者雇用枠で働く上でおさらいしたい基本

障がいのあるエンジニアが、就活や転職活動を行っているとき、「障害があっても働けるのか?」「障がいに対してどの程度理解してもらえるのか?」といった不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

また、障がいを理由にキャリアアップへのハードルも高く感じている方も少なくありません。

ですが、エンジニア職は担当する領域も幅広く、適性に沿った役割もあるかもしれません。

今回は、エンジニアとして障がい者雇用枠で働きたい方へ、仕事内容や働くときのポイントなどの基本を紹介します。経験者ならご存知の内容も多いかと思いますが、今一度おさらいしてみてはいかがでしょうか。

エンジニアとは?

エンジニアを簡単に説明すると、機械などの工学的な開発に関する専門的な知見を保有し、技術を活用して働く「技術者」を指します。一般的に給与面でも水準が高い職種のひとつです。

IT業界で活躍しているエンジニアもいれば、ロボット開発などの領域で活躍しているエンジニアも存在します。

ITエンジニアの場合、「開発系エンジニア」と「インフラ系エンジニア」に大きく区分され、さらに担う役割や領域によって細かく分類されます。


エンジニアの種類と仕事内容

ITエンジニアには数多くの役割と種類がありますが、ここでは以下の4種の仕事内容について説明します。

  • SE(システムエンジニア)
  • プログラマー
  • Webエンジニア
  • インフラエンジニア

プロジェクトの上流工程を担当する「SE(システムエンジニア)」

システムエンジニアは、SEとも呼ばれます。

主に行う業務は、最適な開発を進めるために要件定義を行い、内部構造と外部構造の設計を組み立てることです。

システム開発を進める上で設計書が最適でないと、求められている品質が再現できなくなる可能性もあるため、重要な役割といえるでしょう。また、SEは予算管理や進行管理も含めて、プロジェクト管理を行う重要なポジションでもあります。

内部・外部設計に基づきプログラミングする「プログラマー」

プログラマーは、SEが設計した指示書に基づき、プログラムを組み立てる役割を担います。

設計した仕様書通りに再現をしていく作業がメインです。構築途中に不具合が生じた場合には、プログラマーが要因を解明し解消することもあるでしょう。

また、プログラマーが使用するプログラミング言語は、トレンドが変わりやすい特徴があるため、プログラマーは常に最新のトレンドを押さえておく必要があります。

Web上で閲覧されるページを構築する「Webエンジニア」

Webエンジニアは、企業サイトやECサイトといった、Web上で閲覧したり利用したりするサイトをコーディングする役割を担当します。

Webエンジニアは、フロント部分(利用者から見えている部分)を担当する「フロントエンジニア」と利用者側から見えない裏の部分を担当する「サーバーサイドエンジニア」の2種類があります。

Webに関することだけでなく、ネットワークに関する知見や、セキュリティ対策への技術も必要でしょう。

運用や保守も担当する「インフラエンジニア」

インフラエンジニアは、システムの構築だけではなく運用から保守に至るまで担当します。他のエンジニアと比較すると、担当する領域が広いことも特徴です。

インフラエンジニアも、サーバーの領域を担当する「サーバーエンジニア」とネットワークの領域を担当する「ネットワークエンジニア」の2種類に分類して役割を分担するケースがあります。


エンジニアとして必要な能力とは

エンジニアは担当する領域により役割も変わってきます。そのため、その領域に関する技術のほかに、コミュニケーション能力やマネジメント能力も求められる場合があります。

プログラミングに関する知見

プログラマーだけでなく、他の領域のエンジニアにとっても、プログラミングに関する基本的な知見は必要とされる場合があります。

なぜなら、あらゆるシステムは何らかのプログラムでできており、クライアントに対して説明する場面やチーム内で専門用語で会話する場面で、話の概要をある程度は理解できている必要があるからです。

開発を円滑に進めるコミュニケーション

SEは、エンジニアの中でもクライアントと接する機会の多い職種です。そのため、要件定義を正確に行うためにも、要件を聞き出す必要があります。

また、案件獲得のためにプレゼンに参加するケースやチーム内で進行を円滑に進めていくためのコミュニケーションも求められます。

対人とのやり取りが発生することが多い役割で、普段から他者と関わりを持つ状況が求められるため、コミュニケーション能力は必要と言えるでしょう。

チームで開発を進行するためのチームワークとマネジメント能力

システム開発を行う際には、いろいろな領域の担当者でチームを組んで進めることが多いため、単独で作業を進め完了させるケースは少ないです。

チームで進行していく中で重要なことのひとつに、チームワークがあります。

誰か一人が独走してしまっては、円滑に進んでいきません。また、チームとしての機能が働くように、上流工程担当者にはマネジメント能力も求められます。

正確に伝える文章力

システムの仕様書やマニュアルなどのドキュメント作成もエンジニアの仕事のひとつです。

また、クライアントとはチャットツールやメールでやりとりする場面も少なくないため、相手に正確に分かりやすく伝える文章力も必要とされます。


オープン就労(障がい者雇用枠)で働くメリットとデメリット

オープン就労の場合、障がいに対しての理解や配慮が得やすいため、「就業中に症状が出てしまったらどうしよう」という不安がなく、業務に集中できます。

エンジニアは、繁忙期になると残業が発生する場合があります。障がい者雇用枠であれば、就業前に条件についての話し合いが可能なため、無理のないペースで働くことが可能です。

その反面、求人数が少ないこともオープン就労の特徴でもあるため、応募できる求人に限りがあります。また、任せてもらえる業務内容にも制限がある可能性もあるため、自分のスキルを十分に発揮できないジレンマを抱えてしまうこともあるかもしれません。

関連ページ:障がい者雇用枠とは?特徴とメリット・デメリットを解説

クローズ就労(一般雇用枠)の場合は、求人数に制限もなく任せてもらえる業務内容も制限がないため、自分のスキルを十分に発揮できることも可能です。

しかし、障がいについての理解や配慮は期待できないため、周囲に相談できる人がいない場合には、ひとりで悩みを抱えてしまうという状況に陥ってしまうことも考えられます。

エンジニア職は、納期によって忙しさが変わってくるため、心身ともにストレスを抱えやすくなります。就業中に症状が悪化して、休職を余儀なくされてしまう事態を避けるためにも、自分が無理のない範囲で働きやすい環境や雇用形態を選ぶようにしましょう。

関連ページ:障がい者雇用と一般雇用の違いは?それぞれの特徴を比較解説


まとめ

今回はエンジニアの種類と仕事内容について、改めておさらいしたい基本を紹介しました。

エンジニアは担当する領域によって、技術以外にも求められる能力があります。

まだ成長中の業界だからこそ求人数も多く、スキルがあれば障がい者雇用枠での転職もしやすい傾向にあります。 一般的な転職のポイントに加え、障がい者雇用枠ならではのポイントも押さえることで、転職が成功しやすくなるでしょう。

この記事を書いた人

株式会社アイエスエフネット

エンジニアと共に成長し続けるITインフラ企業です。

ITインフラエンジニアの育成に力を入れ、クラウドなど時代のニーズにあわせたソリューションを展開しています。また、年齢や性別、国籍、障がいの有無に関係なく、あらゆる方々がやりがいをもって働くことができるダイバーイン雇用に取り組んでいます。

エンジニアの転職や資格取得、DEIなどについて、役立つ情報を発信しています。

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