育児や介護、体調の変化など、人生の中でフルタイム勤務が難しくなる時期は誰にでも訪れる可能性があります。そんな中、「時短勤務」や「短時間正社員」という働き方が注目を集めています。
これは単に勤務時間を短くするのではなく、「無理なく長く働き続けるための制度」「安定した雇用のもとでキャリアを継続できる制度」として、多くの企業が導入・拡充を進めています。
本記事では、時短勤務の背景やメリット、そしてアイエスエフネットが独自に展開する制度について紹介します。
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参考:厚生労働省令和4年度雇用均等基本調査
▼目次

多様な働き方の広がりと時短制度の実態
近年、フレックスタイム制や在宅勤務など、働き方の多様化が進んでいます。厚生労働省「令和4年度雇用均等基本調査」によると、育児のための所定労働時間短縮措置を導入している事業所の割合は77.5%と報告されています。また、時短勤務をしている人のうち約9割は育児を理由にしているとされ、子育て世代の実情を反映していることがわかります。
いまや時短勤務は、特別な制度ではなくなりつつあり、在宅勤務やフレックス制度と併用することで、より柔軟にライフスタイルにあわせた働き方が可能になっています。
無理なく、長く働き続ける「時短勤務」という選択
働き方の多様化が進む中でも、「仕事は好きだけど、いまはフルタイムが難しい」「無理せず、自分のペースで働きたい」と感じる瞬間は、誰にでもあるものです。
そんなとき、キャリアを諦めるのではなく、“続ける”という選択肢を支えてくれるのが「時短勤務」という働き方です。近年はこの制度を、単なる時短ではなく、長期的なキャリアの土台をつくる制度として、活用する人が増えています。
フルタイム復帰までの“準備期間”として活用
育児や介護などで一時的にキャリアをセーブする必要がある場合、「いきなりフルタイムに戻るのは不安」という声は少なくありません。そんなとき、時短勤務は生活と仕事のリズムを整える“準備期間”として機能します。無理なく職場復帰を果たし、徐々に自信を取り戻しながらキャリアを再構築する道筋を描くことができます。
精神的・体力的な負担を軽減
育児や家庭のケアと仕事の両立は、日々の積み重ねで心身に大きな負荷がかかるものです。時短勤務によって生まれる時間的余裕は、家族と落ち着いて向き合うだけでなく、自分自身をケアする時間にもつながります。こうした精神的なゆとりは、仕事のパフォーマンスにも好影響を与えます。
自分のペースで働きながら、安定した雇用を維持
「いまの自分にあったペースで働きたい」「それでも正社員としての安定は手放したくない」といった願いに応えるのが、短時間正社員制度です。フルタイムを前提とせずとも、社会保険や福利厚生をはじめとした正社員待遇を維持しながら、自分らしい働き方でキャリアを継続できます。
制度を活かすための工夫と課題
時短勤務にももちろん課題はあります。
たとえば、以下のようなことが挙げられるでしょう。
- 定時後の連絡対応が難しい
急な対応が求められる場面で、即時の返信が難しく、他メンバーに負担が集中してしまうこともあります。 - 繁忙期に時間内で業務が終わらない
時短であるがゆえに業務量とのバランスが取りづらく、仕事の持ち帰りやストレスにつながることも。 - 業務引継ぎの手間がかかる
短時間で業務を終えるには、細かい引継ぎや進捗共有が必要不可欠で、チーム全体の連携力が問われます。
こうした課題を乗り越えるためには、チーム内での情報共有、業務の見える化、適切なツールの活用、そしてマネジメント層の理解と支援が不可欠です。制度を“形だけ”に終わらせず、個々の状況に応じて柔軟に運用できる環境を整えることが、制度の真価を発揮させるポイントとなります。
キャリアを途切れさせないアイエスエフネットの「ショート正社員制度」
これまで紹介してきたように、時短勤務は無理なく働き続けるための現実的な選択肢とし時短勤務をより実用的に運用するためには、制度そのものに加えて、現場の運用体制や社内文化の後押しが不可欠です。
アイエスエフネットでは、そうした現場のニーズに応える独自制度として「ショート正社員制度」を展開しています。
「ショート正社員」とは?
アイエスエフネットでは、「ショート正社員制度」という独自の短時間正社員制度を導入しています。これは最大1日2時間の短縮が可能な正社員雇用制度で、社会保険や福利厚生も通常の正社員と同様に適用されます。
「ショート正社員」の特徴
ショート正社員制度の最大の魅力は、正社員としての安定した雇用形態を維持しながら、柔軟な働き方が選べる点にあります。
育児だけでなく、介護や資格取得のための通学、さらには本人の希望に応じて、さまざまな理由に対応可能です。また、配属される案件によっては、在宅勤務やフレックスタイム制度との併用も相談できるため、より一人ひとりのライフスタイルにフィットした働き方が実現できます。
「ショート正社員」を実際に利用した社員の声
「育児中でも、キャリアを止めずに働ける場所があると知って安心しました」
「最初は6時間で足りるか不安でしたが、業務のスリム化に協力してもらい、自信を持てるようになりました」
制度を支えるのは、制度そのものより“使いやすくする職場の工夫と風土”です。
短時間で成果を出すための業務設計やチーム内のフォロー体制、個々の状況に応じた柔軟な対応があってこそ、制度は本来の力を発揮します。
ライフイベントによってキャリアを中断せざるを得ない、そのような状況に直面したときにも“働き続ける”という選択ができるように、アイエスエフネットではショート正社員制度を通じて多様な働き方の実現を支援しています。
まとめ:時短でも、ITエンジニアとして働き続ける
働く時間が短くても、活躍のステージは限られることはありません。
時短勤務という選択肢は、“働き続ける”を可能にする実践的なキャリア戦略です。
ライフステージの変化や心身のリズムにあわせて柔軟に働ける環境を選ぶことは、いまや特別なことではなく、むしろ「長く働き続けるために、いま必要な選択をする」時代となっています。
アイエスエフネットの「ショート正社員制度」は、その選択肢の一つになるかもしれません。
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