クラウドシフト、セキュリティ強化、ゼロトラストの導入など、ITインフラの重要性がかつてないほど高まっています。2025年に入り、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)はさらに加速し、それを支えるITインフラエンジニアの役割も進化を続けています。企業のIT基盤に対する投資が拡大する中、ITインフラエンジニアは単なる「裏方」ではなく、ビジネスを支える中核プレイヤーとして再評価されています。

一方で、技術革新のスピードに対応するためには、これまでのスキルに加えて、継続的な学び直しやキャリアの見直しも求められています。年齢や経験年数に関係なく、自分の強みや市場価値を見極めることが、これからのキャリアを築くカギとなるでしょう。

この記事では、2025年の転職市場動向をふまえ、ITインフラエンジニアが選ばれる人材となるための戦略を解説します。
成長を続けたい方、転職やキャリアアップを検討している方、こちらのITインフラエンジニア求人一覧をご覧ください。

2025年の転職市場動向:IT人材不足は続く

有効求人倍率は引き続き高水準

2025年現在、ITエンジニアの有効求人倍率は全職種平均を大きく上回っています。中でもインフラ系は、AWSやAzureなどのクラウド対応スキルや、セキュリティに関する知見を備えた即戦力への需要は継続中です。

若手偏重から「実務経験重視」へ

資格よりも「運用・構築の現場経験を持つ人材」が高く評価される傾向が強まり、30代〜40代に加えて、50代・60代の転職成功例も増えてきています。長年培った実務経験がしっかり評価される機会が広がっています。

地方・リモート・フリーランス需要の増加

リモート案件の増加により、都市部だけでなく地方在住のITインフラエンジニアにもチャンスが広がっています。


今、求められるITインフラスキルとは?

オンプレミス環境の保守・運用スキル

クラウド時代とはいえ、オンプレミス環境がゼロになることはなく、特に大規模企業や金融・公共系では、オンプレの運用・保守ができる人材が不足している状況です。こうした領域での経験やスキルを持つエンジニアの需要も根強く残っています。

クラウドスキル(AWS, Azure, GCP)

オンプレミスからクラウドへの移行が進み、マルチクラウド運用・構築ができるエンジニアが特に重宝されています。

セキュリティ設計・ゼロトラスト対応

「守るインフラ」のニーズが拡大しており、ファイアウォールやID管理の知見は企業選考での差別化ポイントです。

自動化・IaC(Infrastructure as Code)

AnsibleやTerraformを使った構成管理ができる人材は、高単価案件への登用も視野に入ります。


キャリア戦略の立て方:レベル別に考える

キャリア初期:運用保守から構築・設計へ

未経験者や運用フェーズが長かった方も、構築経験やクラウド移行の一端に関わることでキャリアを着実に伸ばせます。

中堅層:技術の深掘り or マネジメントの選択

キャリアの中盤に差し掛かる中堅層では、自身の志向や適性に合わせて「技術を極める道」と「チームを率いる道」のいずれか、もしくは両方を見据えた選択が求められます。

  • スペシャリスト志向:クラウド専任やセキュリティエンジニアへの進化
  • マネジメント志向:PM補佐やPLとしてプロジェクト運営に関与

将来的な展望:プリセールスやコンサルも視野に

顧客対応力や要件定義スキルを磨けば、技術 × ビジネスの両軸でキャリアを築くことも可能です。


転職成功のための3つのポイント

自己棚卸しと市場ニーズのすり合わせ

スキルの見える化として、職務経歴書を最新の内容に更新するほか、担当してきた案件内容や構築・運用実績を整理しておくことが有効です。 具体的な規模感や技術環境を明確に伝えられることで、選考時のアピールにつながります。

資格は「武器」ではなく「補助」

資格は技術的な知識や意欲を証明する“補助資料”です。AWS認定、CCNA、LPICなどは履歴書上の評価にはなりますが、選考においては「実務経験」との組み合わせが重要視されます。

たとえば、AWSを取得している方が、実際に構築案件にどのように関わったかを示すことで、スキルの実効性が伝わります。そのため、実務でどう活かしたかまで整理しておくと、より評価されやすくなります。

情報収集と定期的なキャリア相談

転職活動をしていなくても、年1回は企業の採用担当やキャリアエージェントと接点を持つのがおすすめです。自身の市場価値や業界動向を把握でき、現職にいながら長期的なキャリア戦略を立てやすくなります。


アイエスエフネットが考える、ITインフラエンジニアの未来

アイエスエフネットでは、これまで多くのITインフラエンジニアの育成を行ってきました。今後は、クラウド・セキュリティ・英語対応などの高度人材育成をさらに加速させ、インフラ領域からDXを支える人材育成を目指しています。

以下のような方を、私たちは歓迎しています。

  • 運用・保守から構築にステップアップしたい方
  • AWSやAzureなどクラウドスキルを活かしたい方
  • 地方にいながらも最先端の技術を駆使したい方
  • 技術に加えてマネジメントにも挑戦したい方
  • コミュニケーションを大切にし、チームワークを大切にする方

【転職成功者の声】

Sさん(本社・セキュリティエンジニア) 
大手通信キャリアで回線検証業務に従事していた経験を活かし、念願だったセキュリティエンジニアへとキャリアチェンジ。現在はソリューション開発も担当しながら、セキュリティ分野での専門性をさらに高めています。

Kさん(札幌支店・クラウド設計構築)
クラウド運用からキャリアをスタートし、地道な努力を重ねてAWS認定資格を全冠制覇。 現在はクラウドの設計・構築を担うエンジニアとして、より上流の工程にも携わっています。

Tさん(仙台支店・リモート勤務)
「地元でITエンジニアを続けたい」という想いからアイエスエフネットへ入社。現在は山形の自宅からフルリモートで勤務しており、地域に縛られずにキャリアを継続できる環境を活用しています。


まとめ:2025年は「選ばれるエンジニア」へ

ITインフラエンジニアの役割は、単なる「支える側」ではなく、事業を前進させるキープレイヤーへと進化しています。時代の変化をキャッチし、必要なスキルを積極的に取り入れながら、自分のキャリアを設計していくことが今後ますます重要です。

アイエスエフネットでは、あなたの挑戦を全力でサポートします。
次のステップへ進む準備ができたら、ぜひ一度お話を聞かせてください。

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