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Interview

経験を価値に変え、現場で磨き続ける。60代からの再挑戦、その先にある「プロフェッショナルの生き方」

前職:事業会社のITインフラマネジメント

Akira

技術本部 ITサービス部 エンジニアリング第1グループ

新卒で大手製菓グループの外食事業で店舗マネジメントを経験後、汎用機エンジニアを経て化粧品メーカーに入社。同社にて約30年間、社内SEおよび経営中枢部門に従事。 ITインフラ部門では20年にわたり基幹システムの安定稼働と刷新をリードし、また経営企画・マーケティング部門では、「ビジネス戦略をITでどう実現するか」という視点から、超上流工程よりプロジェクトに参画。ユーザー企業の内側に立ち、システムと経営をつなぐ橋渡し役を担ってきた。 2024年にアイエスエフネットへ入社。現在はコンサル系SI企業にて、金融系クライアントの大規模インフラ移行プロジェクトおよびITILベースのITSM業務に従事。ベンダーサイドの立場でプロジェクト管理手法を実践的に磨きながら、これまで培ってきた「ユーザー企業での意思決定経験」と「ベンダー側での実務遂行力」の双方を活かし、本質的な課題解決ができるPM/コンサルタントを目指している。

年齢ではなく“価値”で評価される環境へ

アイエスエフネットへの入社を決めた理由を教えてください。

前職では、60歳を機に雇用条件が変更されました。
長年積み上げてきた経験があるにも関わらず、「年齢」を理由に役割や評価が変わっていく現実に、正直なところ複雑な思いもありました。一方で、私自身はまだ現役として、十分に価値を提供できるという自負がありました。だからこそ、「年齢で区切られるのではなく、価値で評価される環境に身を置きたい」と強く思い、転職を決意しました。

アイエスエフネットには、65歳以降も現役として活躍できる制度があり、経験やスキルを正当に評価し、報酬に還元する仕組みがあります。そのため、生涯年収を最大化できると考えたからです。これらが、“これまで何を積み上げてきたか”と“これから何を提供できるか”を見てくれる会社だと感じたことが、入社を決めた大きな理由です。また、長年「発注側」としてシステムに向き合ってきた立場から、あえて「ベンダー側」に身を置くことで、エンジニアとしての専門性をもう一段磨き上げたいという思いもありました。経験に安住するのではなく、環境を変えながら成長し続けられることが、今の自分にとって最も重要だと感じています。

入社して感じた会社の雰囲気や、前職との違いを教えてください。

前職では、研究職を除く社員がすべて「総合職」という枠組みで評価されていました。
そのため、ITに関する専門性や長年積み上げてきたスキルが、評価や処遇に反映されにくいという側面がありました。その点、アイエスエフネットは、ITを専業とする会社であり、「インフラの専門職」としての価値を、明確な基準で評価してもらえる環境だと感じています。特に、経営層のリーダーシップのもと、スピード感のある経営がなされていると感じられ、「どうしたら会社を持続成長させることができるか」しっかりと考えて実行していることがよく伝わってきます。また、スキルアップがそのまま報酬やキャリアに結びつくため、プロフェッショナルとして自分を磨き続けるモチベーションを保ちやすい点は、大きな魅力です。

入社当初は、正直なところ不安もありました。SESという業界特性上、入社してすぐに常駐先が決まるケースが多いと聞いていたためです。しかし実際には、比較的長めの研修期間を設けていただき、会社の理念や働き方を理解する時間をしっかり確保してもらえました。一方で、研修期間中に同期が次々と常駐先を決めていく姿を見て、「なかなか決まらないのは年齢のせいなのではないか」と不安を感じた時期もありました。今だから言えますが、少し疑心暗鬼に近い状態になっていたかもしれません。それでも、キャリアサポート担当の方と相談を重ねながら、自分のスキルや志向に合った案件を丁寧に見極めていただき、結果として、納得感のある環境で仕事に向き合うことができています。

また、長く働き続けられる理由として大きいのが、リモート勤務を含めた柔軟な働き方が認められている点です。昨今はリモート勤務を減らす企業も増えている中で、今この環境で働けていることに感謝しています。年齢を重ねるほど、このように働き方の選択肢があることは、キャリアを継続していくうえで非常に重要だと感じています。会社からのサポートを受けながら、足りない部分は学び直し、必要な資格の取得にも取り組むという積み重ねが、今の現場での安定したパフォーマンスにつながっていると実感しています。

ユーザー×ベンダー、両方を知るエンジニアとして

現在は、どのような業務を担当していますか?

現在は、日系のコンサル系SI企業に常駐し、大手資産運用会社向けのインフラ基盤におけるITSM業務および移行プロジェクトを担当しています。金融系というミッションクリティカルな環境の中で、ITILベースの運用管理を軸に、大規模マイグレーションに伴う膨大な構成変更の管理や実作業を担っています。
一つひとつの判断がシステム全体の安定性に直結するため、高い緊張感と責任を持って業務に向き合っています。これまでユーザー企業の内側で、長年意思決定をしてきた経験があるからこそ、「作業をこなす」のではなく、「なぜこの作業が必要なのか」「どこに本質的なリスクが潜んでいるのか」を常に全体像から捉えることを意識しています。

現場で求められているのは、手を動かす力だけではありません。

  • 背景を理解し、先を読み、問題を未然に防ぐこと
  • ユーザー視点とベンダー視点の両方を持って動けること

それらを実践できることが、今の自分が提供できる最大の価値だと感じています。

 現場で磨き続ける理由─あえてインフラの最前線へ─

 活用している技術や、業務で意識していることは?

現在は、ITILに基づくITサービスマネジメントを中心に、Windows/Linuxサーバー、SANストレージ、Oracle Cloudなどのインフラ構築・運用の実務にも深く関わっています。これまでのキャリアだけを見れば、PMやコンサルティングに専念する選択肢もありました。しかし、私はあえて現場に身を置くことを選びました。理由はシンプルです。現場で起きている課題や制約、技術的なリアルを理解していなければ、本当に意味のある判断や提案はできないと考えているからです。手順書だけが渡され、即座に対応を求められる場面でも、基礎的な知識と経験があれば冷静に対応できます。その積み重ねが、結果としてプロジェクト全体の品質を高めることにつながります。年齢に関係なく、学び続け、手を動かし続けることが、自分自身の価値を維持し、高める唯一の方法だと考えています。

シニアだからこそ提供できる価値

仕事のやりがいや、今後のキャリアについて教えてください。

仕事の中で最もやりがいを感じるのは、お客様から「ありがとう」と言っていただけた瞬間です。依頼されたことをそのままこなすのではなく、「こうした方が、もっと良くなるのではないか」と一歩先を考え、期待を少し超える形で価値を提供できたときに、大きな達成感を覚えます。30年以上ユーザー企業の立場で仕事をしてきたことで、「お客様目線で考える」ことは、すでに自分の中に染み付いています。
一方で、先回りしすぎてしまうと受け入れられないこともあります。その“さじ加減”を調整できるのが、経験を積んできたシニアエンジニアの強みだと思っています。

今後は、大規模インフラ構築や移行プロジェクトにおけるPM/PMO、あるいはエンドユーザーの情報システム部門に寄り添った課題解決型のコンサルティングなど、経験を活かしながら、さらに付加価値の高い役割に挑戦していきたいと考えています。

経験値+スキル=報酬

このシンプルな公式を、自分自身で体現し続けることが、これからのキャリアに対する一番の目標です。

現場の雰囲気と、若手との向き合い方

現場の雰囲気や、若手との関わりで意識していることはありますか?

現在常駐している現場は少人数のチームで、お互いの役割や状況を理解しやすく、比較的コミュニケーションの取りやすい環境です。一方で、全体としては大規模なプロジェクトであるため、作業はどうしてもパーツ単位で割り振られがちです。日々、業務量や納期に追われる中で、「なぜこの作業をしているのか」という全体像を共有する余裕がない場面も少なくありません。だからこそ私は、自分が手を動かすだけでなく、背景や目的を理解しようと意識しています。時間が許す限り周囲にヒアリングを行い、全体像をイメージしたうえで仕事を進めることで、品質を高めることにつなげたいと考えています。

現在のチームには若手メンバーはいませんが、その分、自身のスキルアップと専門性の深化に集中できる環境でもあります。常にお客様の期待を上回る貢献を目指し、技術や資格の学習はもちろんのこと、業界動向や社会情勢にも目を向け、ITの基礎から最新技術までを俯瞰的に捉えることを日々意識しています。若手と関わる場面があれば、「答えを与える」のではなく、「考える視点」を共有することを大切にし、自分がこれまで現場で悩み、試行錯誤してきたプロセスそのものが、次世代にとっての学びになると考えています。

シニアエンジニアとして再挑戦を考えている方へのメッセージ

多くのシニアエンジニアが、一度は「このままでいいのか」と立ち止まる瞬間があると思います。 多くの企業では、60代前後を境に雇用条件が変わるのが現実です。 いざその立場になると、長年組織に貢献してきたにも関わらず、「年齢」という理由だけで評価や役割が変わってしまうことに、理不尽さを感じる方も少なくないと思います。 ただ、もしITの知見があり、まだ成長したいという意欲があり、そして自分の価値を磨き続ける覚悟があるのであれば、この業界には十分に活躍できる場所があります。 もちろん、派遣常駐という働き方には向き不向きもあります。 長年、事業会社の中で「組織人」として働いてきた方にとっては、最初は戸惑うこともあるかもしれません。 それでも大切なのは、 「自分は何を提供できるのか」 「その価値に見合う報酬を追求できているか」 という視点を持ち続けることだと思います。 年金受給まで慣れた環境や場所に身を置き続けることも、一つの正解です。 しかし、人生100年時代と言われる今、健康なうちは社会に価値を提供し続け、きちんと働き、きちんと評価される道を選ぶことも、私たちシニア世代に与えられた、もう一つの選択肢ではないでしょうか。 年齢ではなく、価値で勝負する覚悟がある方にとって、アイエスエフネットは、再挑戦に値する環境だと感じています。

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